ベネズエラ前国会議長らに拘束命令 ドローン暗殺未遂関与で

2018/08/09 19:04

 【ロサンゼルス=住井亨介】南米ベネズエラの反米左翼マドゥロ大統領を狙ったとみられる小型無人機ドローンが爆発した事件に関与したとして、同国最高裁は8日、野党指導者のフリオ・ボルヘス前国会議長とフアン・レケセンス国会議員に対する拘束命令を出した。AP通信などが伝えた。

 これを受け、国会の上位に位置づけられ、政権派のみで構成される制憲議会は2氏の不逮捕特権を剥奪することを決定した。

 隣国コロンビアに亡命しているボルヘス氏は関与を否定。ベネズエラ国内にいたレケセンス氏は7日夜に身柄を拘束された。野党側は、爆発事件を野党弾圧に利用しているとして政権与党を非難している。

 マドゥロ氏は7日、国営テレビを通じて事件直後に拘束した6人の証言から、2氏の関与が浮かんだと述べていた。タレク・サーブ検事総長は、事件に計19人が関わったとしている。

 事件は4日夕、首都カラカス市内で開かれた国家警備隊の式典で、マドゥロ氏が演説中に発生。プラスチック爆弾を搭載したドローン2機が爆発した。マドゥロ氏は無事だったが、兵士7人が負傷した。