ガザ衝突、大使館移転を口実に暴力」 米政府がハマスを批判

2018/05/16 11:28

 【ワシントン=加納宏幸】在イスラエル米大使館のエルサレム移転に抗議するパレスチナ自治区ガザでのデモで多数の死傷者が出ていることについて、米国務省のナウアート報道官は15日の記者会見で、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが移転を「口実」に抗議活動を激化させていると非難した。

 ナウアート氏は死者が出ていることに遺憾の意を表明する一方で、「ハマスが住民を激怒させて暴力に仕向ける口実として(大使館移転を)使いたいとすれば、無責任な選択だ」と述べた。また、ハマスが住民にフェンスを越えてイスラエルに入るよう扇動していると指摘するとともに、「ガザの人々が直面する悲惨な状態はハマスによるものだ」とした。

 イスラエル軍による発砲に関しては、自衛権の発動であるとの米政府の立場を重ねて表明した。