ロシア国連大使「戦争を避けるのが最優先」 シリア問題で米国を牽制 

2018/04/13 10:55

 【ニューヨーク=上塚真由】シリアのアサド政権による化学兵器使用の疑いを受け、米国などが軍事行動に踏み切るかが焦点となる中、国連安全保障理事会は12日、シリア情勢を協議するため非公開の会合を開いた。会合後、アサド政権の後ろ盾であるロシアのネベンジャ国連大使は「まず戦争を避けるのが最優先だ。引き返すことができなくならないよう望む」と述べ、米国を強く牽制した。

 また、ネベンジャ氏は、米露の軍事衝突の懸念について問われると、「ワシントンからのメッセージを見ていると、残念ながら、あらゆる可能性を排除できない」と述べた。

 安保理では11日に米露が提案した3つの決議案がすべて否決されたが、その後も事態打開に向けた水面下の協議が続けられている。13日午前(日本時間同日夜)に、今週4回目となるシリア情勢をめぐる会合を開くことが決まった。