防衛費負担「わずかな費用で不公正だ」 トランプ氏が日本など批判

2018/02/14 15:25

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスでの貿易に関する与野党議員との会合で、「米国は日本や韓国、サウジアラビアを防衛している」と述べた上で、防衛費負担について「これらの国が、わずかな費用しか払っていないのは不公正だ」と批判した。

 トランプ氏は、中国などの対米貿易黒字国への不満を述べる中で、防衛費負担に言及し、「これは別の議論だが、現実の問題だ」として不満を示した。

 通商問題でトランプ氏は、日本メーカーが米市場で販売する自動車や、韓国企業が対米輸出する薄型テレビといった製品の貿易不均衡を問題視する姿勢を示し、「報復関税をとらなければならない」と話した。

 一方、トランプ政権は北大西洋条約機構(NATO)の加盟国に国防費増額を要求している。ロイター通信は米国防総省高官の話として、今週のNATOの関連会合に参加するマティス国防長官が、欧州加盟国に国防費を増やすよう求める見通しだと伝えた。

 トランプ氏は2016年の大統領選に際して同盟国の防衛費負担増を求めた。米政権が12日発表した予算教書では、国防費の大幅な増加が歳出を圧迫し、財政赤字の拡大傾向が鮮明になっており、政権が同盟国に対する負担増の要求を強めてくる可能性がある。