人やサルで排ガス実験…独の車大手出資研究機関

2018/01/31 06:14

 【ベルリン=井口馨】独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とダイムラー、BMWが出資する研究機関が、排ガス実験に人やサルを使っていたことが相次いで発覚し、厳しい批判にさらされている。

 南ドイツ新聞などによると、研究機関「輸送部門の環境と健康に関する欧州研究グループ(EUGT)」は2013~14年、ドイツの大学病院で健康な25人に対し、排ガスを吸引させる実験を行った。米紙ニューヨーク・タイムズも、密閉空間でサル10匹にVWの「ビートル」の排ガスを吸わせる実験が14年に行われたと報じた。いずれもディーゼル車の排ガスの安全性を証明する目的だったとみられる。

 ドイツ政府のザイベルト報道官は29日、「あらゆる点で倫理的に正当化できない」と人やサルを使った実験を厳しく批判した。