トランプ米大統領、金正恩氏との関係良好? 「北の人々とつながりがある。驚くだろう」 対話排除しない姿勢示唆 北と水面下で連絡か

2018/01/12 09:53

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は11日、米紙ウオールストリート・ジャーナル(電子版)とのインタビューで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と自身が「たぶん非常に良好な関係にある」と述べ、北朝鮮との対話を排除しない構えを示唆した。

 トランプ政権は、対話開始の条件として、北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を停止する意思を米国に明確に伝える必要があるとの立場をとっている。しかし、北朝鮮はこれまでに公式に実験停止を表明しておらず、トランプ氏の発言の真意について臆測が広がるのは確実だ。

 トランプ氏は「私は(北朝鮮関係の)人々とつながりがある。君たちは驚くだろう」と語り、北朝鮮と何らかの形で連絡を取っていることをにおわせた。金氏と直接話したかどうかについて聞かれると「コメントしたくない」とした。

 米国と北朝鮮は、同国の核・弾道ミサイル問題をめぐる6カ国協議が2009年に頓挫して以降、公式対話を行っていない。トランプ氏は昨年10月、ティラーソン国務長官が北朝鮮との対話の可能性を模索していると言及した際、ツイートで「ちびのロケットマンと交渉を目指すのは時間の無駄だ」と述べていた。

 

 トランプ氏はまた、北朝鮮と金氏に対する一連の挑発的なツイートについて「これからもどんどんやる」と言明した上で、自らの経験上、激しく罵り合っていた者同士が突然「親友」になることは多いと主張。「私は柔軟な人物だ」と述べ、金氏との関係改善に自信を示した。

 一方、国務省は11日、マティス国防長官がカナダで15日に開かれる北朝鮮関連の外相会合の夕食会に出席すると発表。国防総省のホワイト報道官はマティス氏が出席する理由として、カナダと一緒に会合を共催するティラーソン国務長官を側面支援すると同時に「米国が対北朝鮮で包括的に取り組みんでいることを誇示するため」と説明した。