政府閉鎖「起こりうる」 8日の予算期限控えトランプ氏、民主党を牽制

2017/12/07 10:00

 【ワシントン=塩原永久】米政府の暫定予算の期限が8日に切れる問題で、トランプ大統領は6日、期限延長で議会の与野党が合意できなければ、政府機関が9日に閉鎖される事態が「起こりうる」と述べ、延長に応じるよう野党・民主党を牽制した。

 与党・共和党と民主党は昨年9月、翌月からの2017年度予算を成立させることができず、今月8日を期限とする約3カ月間の暫定予算で合意した。

 トランプ氏は8日、記者団に「民主党はわが国にとって、とても危険なことを考えている。政府閉鎖だ」と話し、不法移民対策などでの政府・共和党の譲歩と引き換えに、延長に応じる構えの民主党を批判した。

 トランプ氏は予算措置をめぐり、7日に民主党のペロシ下院院内総務ら野党指導部と会談する予定。期限延長で合意できなければ、9日から政府機関の一部が閉鎖される恐れが生じる。

 共和党執行部は暫定予算を2週間延長し、期限を12月22日までとする案を検討している。与野党は税制改革法案に関する審議をめぐり、対立を深めている。民主党は、子供のころに親に連れられて入国した不法移民の保護に向けた法的対応を求めているが、トランプ氏は重ねて否定しており、予算期限の延長に向けた協議が難航する可能性もある。