カタルーニャの自治権一部停止、州首相ら更迭へ

2017/10/22 08:33

 【パリ=作田総輝】スペインのラホイ首相は21日、臨時閣議の後に記者会見し、上院の承認を得て、独立を目指す東部カタルーニャ自治州の自治権を一部停止し、6か月以内に州議会選挙を行う意向を表明した。

 プチデモン州首相ら州政府幹部は更迭する。同州の独立を封じるため、中央政府が憲法に基づき実力行使に踏み切るものだ。独立支持派は21日夕、反発を強め州都バルセロナで大規模な抗議デモを実施した。

 スペイン憲法155条は、自治州が憲法に違反した場合などに、上院の過半数の賛成を得たうえで必要な措置を取ることを中央政府に認めている。上院ではラホイ首相の与党が過半数を占めており、採決は月内にも行われる見通しだ。

 ラホイ氏は記者会見で、「州政府は独立宣言をしたかどうかの単純な質問にも答えなかった。それが憲法155条の行使につながった」と説明した。