米大統領首席補佐官「北が高性能のICBM再突入技術を開発」

2017/10/13 09:20

 【ワシントン=黒瀬悦成】ケリー米大統領首席補佐官は12日、ホワイトハウスで記者会見し、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発に関し、「北朝鮮は高性能の再突入体を開発している」と指摘し、「米国民は北朝鮮のミサイル開発進展を懸念してしかるべきだ」と述べた。

 北朝鮮のICBM開発をめぐっては、専門家の間では、大気圏に再突入した核弾頭を確実に目標の上空で爆発させる再突入技術が確立されていないとの見方が強い。ケリー氏の発言は、トランプ政権が北朝鮮のICBM技術について、米本土を脅かす実戦能力を確保しつつあると分析していることを示すものだ。

 ケリー氏は「とにかく北朝鮮に(弾道ミサイルを)米本土に到達させる能力を持たせるわけにはいかない」と強調。米軍基地がある米領グアムに対する脅威についても「対処可能だ」とした。

 ケリー氏はその上で「もしもこの先、脅威が現在よりも増大するようであればどうなるか」と思わせぶりに語りつつ、「外交努力が実を結ぶのを期待しよう」と呼びかけ、外交解決に失敗した場合は軍事的選択肢をとる用意があることを改めて示唆した。

 ケリー氏はまた、北朝鮮だけでなく他の国々も核兵器を開発または購入して核が世界に拡散することが「最大の懸念だ」と指摘した。