米朝交渉で北「核巡るいかなる交渉も応じない」

2017/10/12 18:25

 【モスクワ=畑武尊】北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相は11日、ロシア国営タス通信のセルゲイ・ミハイロフ社長と平壌(ピョンヤン)で会談し、米朝交渉について「核兵器が対象になるいかなる交渉にも応じない」と述べ、核放棄には応じない考えを強調した。

 タス通信によると、李氏は「米国に炎のいかずちを浴びせ、対米決戦を総決算するのは絶対不変の意志だ」とも話し、米国との対決姿勢を改めて示した。制裁や軍事的圧力を強める米国について、「話し合える雰囲気ではない」とし、交渉開始の前提として「米国が敵視政策と、核による威嚇を完全にやめる」ことが必要だと主張した。

 李氏は7日の朝鮮労働党中央委員会総会で、重要政策を議論する党指導部の政治局員に昇格した。同通信との会談で李氏は、ロシアと北朝鮮の友好関係を発展させていく考えも示した。北朝鮮はロシアに接近することで、米国や、関係がぎくしゃくする中国をけん制する狙いがあるとみられる。