安保理決議を「全面排撃」 北朝鮮外務省「米と均衡成す力の強化に拍車」

2017/09/13 09:16

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮外務省は13日、国連安全保障理事会が11日に採択した新たな対北制裁決議を「峻烈に断罪、糾弾して全面的に排撃する」と非難する「報道」を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

 北朝鮮の国営メディアが安保理決議への反応を伝えるのは初めて。「米国と均衡を成し、自主権と生存権を守るための力の強化に拍車を掛ける」と核・ミサイル開発を加速させる姿勢も強調した。

 北朝鮮の“生命線”といえる石油の供給制限に踏み込んだ今回の決議に対し、外務省は「わが国の正々堂々たる自衛権を剥奪し、全面的な経済封鎖で完全に窒息させることを狙った極悪非道な挑発行為の産物だ」と反発し、採択を主導した米国を非難した。

 また、「決議採択は、われわれが選んだ道が正当だと確認させた」と強調し、「決着を見るときまでこの道を変わらず、さらに速く進むべきだとの意志を一層固く胸に刻ませる契機となった」と主張した。

 外務省は決議採択前にも、採択されれば「強力な行動措置を連続的に講じる」と表明していた。日米韓は大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射など、さらなる軍事的挑発を警戒している。