英下院、EU法廃止法案可決…成立は難航の見方

2017/09/13 06:40

 【ロンドン=角谷志保美】英議会下院(定数650)は12日未明、英国の欧州連合(EU)離脱に伴い、EU法をそのまま国内法に置き換えてEU法の適用を廃止する法案の採決を行い、326対290の賛成多数で可決した。

 法案成立には与野党議員が提出している多数の修正案を審議し、再び採決を行う必要がある。

 同法案は、数万とも言われるEU法を国内法に置き換える際に一部の法令について政府権限で修正を加えることができる内容だ。メイ首相は同法案の成立を、「冷静で秩序あるEU離脱に不可欠だ」と強調する。しかし、「政府権限が強すぎる」などとして、野党だけでなく、与党・保守党の親EU派議員らからも批判が続出している。

 法案全体の趣旨を問う今回の投票では、保守党議員と、閣外協力で合意している北アイルランドの地域政党「民主統一党(DUP)」議員のほか、「反対」の立場の最大野党・労働党の議員7人も賛成票を投じた。