文在寅韓国大統領がブチ切れる日 “庶民派演技”でストレス溜まって… 室谷克実

2017/07/17 17:00

 韓国の「左翼の星」である文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、よほどストレスをためている。彼はある日突然、ブチ切れて「俺は、本当は偉い人なんだぞ!」と、わめき散らすのではあるまいか。そんな日が近いような気がする。(夕刊フジ)

 20世紀後半にソウルで仕事をしていた同年代の日本人の集まりがあった。常任幹事は会合場所を韓国料理店にしたことがない。

 「みんな酔えば酔うほど、出てくるのは韓国人に対する恨み節ばかり。韓国料理店の従業員と乱闘になってはいけませんからね」

 「韓国人の人生目標とは…」が話題になった。

 「高い地位について、場所と相手をわきまえず威張り散らすこと」という解答に、ほとんどの出席者が同意した。「韓国に仕事で長期駐在したから、そう思う。普通の日本人からしたら“ひどい偏見”としか思えないでしょうがね」との補足意見も出た。

 世の中、すべての関係は「上下」だけの韓国社会だ。そこでは、周囲の人間を「奴隷」扱いできる立場に上り詰め、実際に周囲を「奴隷」扱いすることこそ“偉い人の当たり前”だ。

 小さな宅配ピザチェーンの会長ですら、テナントとして入居しているにすぎないビルが定刻の夜10時に正面シャッターを下ろしたことに激怒する。「俺様がまだいるのに」という理由で、ビル警備員を呼び出して殴る。日本人とは、とうてい融合しない社会常識が支配している。

 

 そうした中で、「絶対的に偉い人」である文氏は「謙虚にして庶民的」な振る舞いを続けている。

 「秘書官会議で、自分でコーヒーを注いだ」といった動きが韓国紙をにぎわしている。添付写真を見ると、秘書官がみんな大統領と同じような服装をして“顔を引きつらせた笑い”を浮かべていることが、どうにも気になるが…。

 文氏は、かつての盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で、大統領府民情首席秘書官、さらには大統領府秘書室長を務めた。実質で言えば「権力機構のナンバー2か3」のポストだ。もちろん、マスコミが注視するポストだ。

 ところが、盧政権時代の記事をいくら検索しても「庶民的な文在寅氏」を紹介するような記事は出てこない(=きっと私の検索技術が下手なのだろう)。「独善性」を匂わす記事はヒットする。

 彼が大統領になってから、マスコミの前で見せている「謙虚にして庶民的な振る舞い」は、60歳を過ぎてからしている演技なのだとしか考えようがない。これはストレスをためる。

 文氏はホワイトハウスの入り口で「大韓美国 文在寅」とすべてハングルで記帳した。「大韓美国(ミゴク)」と「大韓民国(ミングック)」とは、ハングルでは1画しか違わない。しかし、「大韓美国」とは、韓国の左翼が「わが国は米帝の植民地さ」と言うような場合に使う言葉だ。

 一国の元首が、外国の大統領府の記帳に自国名を間違えることなどあり得るのか。日ごろ使っている言葉をそのまま書いてしまったのではないか。ストレスのあまりに…。

 一時的ストレスはすぐに解消できる。が、国民性に根差すストレス-「俺は、本当は偉いのに…」はたまっていく。きっと、ほどなく爆発する。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。