朴槿恵被告に裁判長も苦言…出廷の“義務”は果たさねば 日本人記者を見習っては?

2017/07/17 09:30

 ソウル中央地裁で先週、朴槿恵(パク・クネ)被告(前大統領)と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の裁判を傍聴した。ロッテの免税店出店をめぐる贈収賄罪の公判で、韓国ロッテグループ会長の重光昭夫(韓国名・辛東彬(シン・ドンビン))被告も出廷。ただ、朴被告は足の指のけがを理由に、3日連続で出廷しなかった。

 法廷では事件の関連省庁の課長らが証言に立った。それよりも興味深かったのは崔被告の様子。首が凝っているのか、何度も首を後ろにそらしたり、ぐるぐる回したり。さすがに、あくびはかみ殺していたが、首筋をかくわ、頬づえをつくようなしぐさを見せるわ。7カ月もの公判続きで裁判慣れしたせいか、一層のふてぶてしささえ感じた。

 さらに注目されたのが、出廷を拒む朴被告への裁判長の苦言。「被告人は原則的に伝えられた公判期日に出席する義務がある」。朴被告の説得を弁護人に求める口調は、ズル休みする子供への小言のようだった。

 

 3年前、朴被告の名誉を毀損(きそん)したとして起訴された日本人記者は、理不尽にも出国禁止にまでされた。だが、裁判長が指定した日には必ず出廷し、無罪判決が出るまで被告人としての“義務”を果たした。“親友”が来ない法廷で所在なげに首のストレッチを続ける崔被告を前に、複雑な気分で当時を思い出した。(名村隆寛)