少女像で解釈食い違い 28日で合意一カ月 撤去「約束ない」と韓国 最終解決へ依然高い壁

2016/01/28 07:56

 日韓の慰安婦問題の「最終解決」合意から28日で1カ月。双方は「誠意を持って約束を実行する」(安倍晋三首相)考えで一致するが、日本から韓国の財団への10億円拠出も、日本が求めるソウルの日本大使館前の少女像撤去も手つかずの状態。撤去に関して韓国が「約束はない」(当局者)と主張、合意をめぐる解釈の食い違いが表面化。

 解釈の違いを招いているのは、撤去を求める日本の要求を念頭に「韓国政府が関連団体と協議し、適切に解決されるよう努力する」とした部分だ。朴槿恵大統領は13日の会見で「政府がどうこう言える問題ではない」と発言。首脳間の認識の不一致は明白だ。

 元慰安婦の支援団体は「法的責任を明言しない日本から10億円を受け取っても、国家賠償を勝ち取ったことにはならない」として、受け皿となる財団の設立に反対。少女像撤去と10億円拠出を実施する順番も決まっておらず、展開次第では日韓間の新たな火種となる可能性もある。(共同)