韓国の合意一カ月 朴槿恵政権と反対派綱引き続く 元慰安婦団体が狙う「破棄」

2016/01/28 08:53

 慰安婦問題の日韓合意から28日で1カ月。元慰安婦支援のための財団設立など、日本との合意の履行には国民世論の支持が不可欠な朴槿恵政権と反対派との間で綱引きが続いている。政権は、年明けの北朝鮮の核実験を受け日本との連携強化の必要性をアピールするが、一部の元慰安婦や支援団体、野党は「合意破棄」への世論形成を狙う。

 ソウルの日本大使館前の慰安婦問題を象徴する少女像周辺では27日、水曜恒例の抗議集会に数百人が集まり「韓国政府は合意無効を宣言しろ」と声を上げた。日本が求める像撤去に反発する学生らが、昨年末に始めた座り込みも継続中だ。

 支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会」は合意後、各地での少女像増設を打ち出すなど活動を拡大。

 最大野党「共に民主党」はこうした動きに呼応、文在寅代表(当時)が年末に元慰安婦らと会い「共闘」を誓ったほか、1月に入って4月の総選挙での争点化を示唆した。(共同)