「途方もなく複雑な議論」 対北決議で米国連大使が見解

2016/01/28 09:36

 米国のパワー国連大使は27日、4回目の核実験を強行した北朝鮮に対する国連安全保障理事会の追加制裁決議の交渉について「途方もなく複雑な議論をしている。時間がかかったとしても驚かない」と述べ、決議案がまとまるまで一定の時間がかかるとの見通しを示した。国連本部で記者会見した。

 6日の核実験から約3週間となるが、交渉の行方は見えず、長期化の可能性が出ている。パワー氏は「議論を加速させる必要があるが(制裁決議の)内容を犠牲にするつもりはない」と指摘。北朝鮮の核開発に直接影響する「厳しく包括的な制裁」を目指すとした。

 ケリー米国務長官は27日、北京で王毅外相と会談し、北朝鮮への石油禁輸を盛り込んだ米国の制裁決議の草案に中国から協力の取り付けを狙ったが、王氏は厳しい制裁には慎重な姿勢を崩さなかった。(共同)