世界経済、混迷深まる 成長の原動力に陰り

2016/01/28 09:41

 世界的な株安と原油安が、順調に拡大してきた米景気に影を落とし始めた。米連邦準備制度理事会(FRB)は米景気の減速を認め判断を下方修正した。成長を引っ張る原動力に陰りが出てきたことで、世界経済の混迷が深まりそうだ。

 米経済の成長は、国内総生産(GDP)の約7割を占める個人消費をはじめとする堅調な内需に支えられてきた。

 しかし、FRBは27日の声明で消費や設備投資の伸びが鈍化したとの認識を示した。海外経済の減速や市場の混乱もあり、景気の先行きに不安を感じた消費者が財布のひもを締め始めた可能性もある。

 日銀や欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和に踏み切ればドル高が加速し、輸出への逆風が強まりかねない。追加利上げを模索するFRBは難しいかじ取りを迫られる。(共同)