「中国攻撃なら尖閣防衛」米司令官、軍事介入言明 名指しでけん制

2016/01/28 10:36

 ハリス米太平洋軍司令官は27日、ワシントンで講演し、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島について「中国からの攻撃があれば、われわれは必ず(日米安全保障条約に基づき)防衛する」と述べ、米軍の軍事介入を言明した。ハリス氏が今回、中国を名指ししたのは、軍事力増強への警戒感とけん制の意味合いがありそうだ。

 ハリス氏は「尖閣諸島の主権について米国は特定の立場を取らない」と従来の見解を繰り返した。警備当局による衝突が、当該国の軍事行動、米国の関与へと徐々にエスカレートしていく事態を「懸念している」と述べた。

 中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で滑走路を建設したファイアリクロス(中国名・永暑)礁に関しては「明らかに軍事拠点化しているか、軍事支援できるように整備されている」と指摘。中国が埋め立てた人工島付近を米艦船が航行する「航行の自由」作戦を継続する意向も重ねて表明した。(共同)