北、長距離ミサイル発射準備か…発射台周辺に幕

2016/01/28 13:30

 【ソウル=宮崎健雄】韓国政府関係者は28日、北朝鮮北西部・東倉里(トンチャンリ)の西海衛星発射場で、長距離弾道ミサイル発射準備の可能性を示す兆候があることを明らかにした。

 発射台の周辺には幕がかけられ、人や車両の移動が活発化しているという。

 ミサイルは通常、平壌の工場から列車で運ばれ、同発射場で組み立てられる。同発射場は昨年、射程を伸ばす目的で約50メートルだった発射台を10メートル以上高くする改修が行われたばかり。幕がかけられたのは米国などの偵察衛星の監視を妨害するためとみられ、過去の発射の際にも行われた。

 韓国政府関係者によると、最近、ミサイル工場周辺から東倉里方面に向かう貨物列車が確認されたが、「1週間以内に突然発射する可能性は低いだろう」と分析している。核実験を巡る制裁協議が進む中、北朝鮮は同発射場が衛星で監視されていることを逆手にとり、「挑発の構えをみせて国際社会を脅迫する意図の可能性もある」と指摘する。

 北朝鮮はこれまで、ミサイル発射実験前に航行禁止区域を設定しているが、韓国国防省報道官は28日の記者会見で、「まだ設定していない」と語った。