中国、南沙に「生態保護区」…実効支配強化狙い

2016/01/27 07:10

 【北京=竹腰雅彦】中国国家海洋局などによると、中国の海洋政策を討議する「全国海洋工作会議」で、南シナ海・スプラトリー(南沙)諸島での「生態保護区」の設定や深海・極地開発の推進など、今年からの重点方針が示された。

 東シナ海や南シナ海を念頭に、「領土主権と海洋権益の保護」を一層強化するとの方針も改めて確認した。

 工作会議は22~23日、海洋政策に関わる政府と地方の各部門の責任者が北京に集まり開かれた。スプラトリー諸島での「生態保護区」整備には、岩礁の人工島化や滑走路などの施設建設が、深刻な環境破壊を招いているとするフィリピンなど対立国の批判をかわすと同時に、実効支配の既成事実化を図る狙いがあるとみられる。