中国、人権活動家のスウェーデン人男性を追放

2016/01/27 09:13

 【北京=蒔田一彦】中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)副報道局長は26日の定例記者会見で、今月上旬に「国家安全を脅かした」として拘束した人権活動家のスウェーデン人男性について「嫌疑の犯罪を包み隠さず自供した。法律に基づき25日に国外追放とした」と述べ、釈放したことを明らかにした。

 習近平(シージンピン)政権は、国内の民間活動団体(NGO)に外国の影響力が及ぶことを警戒している。今回は、国営の新華社通信が、男性が海外から資金援助を得て、人権派弁護士らと共に各地で活動を行い、「民衆を扇動して政府と対立させた」と伝えた。さらに国営の中国中央テレビは、男性が「中国の政府と人々を傷つけた。深くおわびする」と謝罪する様子を放送した。

 これに対し、米国務省は「自白を強要されているようだ」と批判している。